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Dear.....

2010年01月21日 03:46






僕が愛している人は

一言で言えば

大人だけど
少女の様な人。




年は違うけど

何でも話せるし
相談にも乗ってくれる。



優しくて
ついつい頼っちゃうんだけど………



イマイチ、弟の様な扱いから
抜け出せない。






ある日の昼下がり。

僕はいつもの如く
特に無い相談を口実に

彼女の部屋を訪ねていた。






「私ね、古い映画の様な恋がしてみたいの。」


『ぶっっ』





飲みかけのコーヒーが
変な所に入った。


おニューのシャツに
黒いシミが点々としている・・・・・




『いっいきなり変な事言わないでくださいよぉー!
 おニューのシャツがぁ…』



「あぁー!!
 何やってんのよもう!
 シミになっちゃうじゃない!!」




そっちが変な事言うからなのに・・・・・




「ボケっとしてないで、早く脱いで!」



『えっっっ!!!』



「ばか。
 シミ抜きすんの!」



『あ…
 そうですよねぇ・・・』





僕は彼女の大きめなTシャツを借り
素直にシミ抜きをお願いした。





こういう時は
やっぱり大人の女性って感じがするんだけどさ・・・




でも
さっきのあれは何なんだ!?







「良かった。
 シミにならなくて済んだよ~。
 帰るまでには乾くから。」





作業を終えて戻って来た彼女に
僕はコーヒーを淹れ直した。





「ありがとう。
 さすがにお母さん役だけあって
 気が利くよね。」



『まぁ…
 手間かけっちゃったし…』



「いい子いい子。」





出たよ・・・子供扱い。


すぐ大人ぶるんだから。


…まぁ大人だけど。 






『で、さっきのあれは何なんでしょう?』



「何が?」



『だからぁー・・・
 何か、古い映画がどうとか・・・』



「あぁ!それ!」




自分で言ってた事
すぐ忘れちゃうんだから。





「何かさー
 今そういうのってあんまり無いじゃない?
 腕に抱えきれない程の花束持って告白してくれる男とか。」




『ゴホッゴホッ』





危ねー・・・

今コーヒー飲んでたら
確実に同じ事してたな。





「やだ、ちょっとバカにしてる?
 似合わねーとか思ってんでしょ!!」




『いやっ
 そんな事は・・・
 思ってない・・・ですけどぉ・・・』




「けど、何よ?」





大きな瞳を見開いて
彼女はぐっと詰め寄る。







あー
やっぱりこの人は
僕を男として見て無いんだろうな・・・



男だと思ってたら
こんな近距離でそんな無防備な顔

…出来るはず無いもんね。





やばい

何か悲しくなって来た。






「どうしてそんな表情になるのよー?
 そんなにおかしな事言った?」




『いやっ 違うけどぉ・・・』




「…何かあったの?
 今日の君、ちょっと様子が変よ?」




『何かって・・・』




「そういえば
 相談があるって言ってたよね。
 
 どうしたの?」





っ!



そうだった・・・



どうしよう
何も考えてないよ・・・







・・・仕方無い。






『実はぁ・・・
 僕好きな人がいるんですけどぉ。
 
 年上なんだけどぉ・・・
 その人はきっと、弟としか見てくれてなくてぇ・・・
 
 最近それがちょっと切なくてぇ・・・』





「えっ・・・」





えっ?


って・・・何が?





「そ、そうなんだー・・・

 あー そっかー・・・

 好きな人、ねぇ・・・」






あれ?

珍しく言葉に詰まってる・・・?




もしかして…

バレたっ!?





『あっ!いや』




「そうだな。
 
 百本の真っ赤な薔薇をプレゼントしてみたら?」



『えっ?』



「男性から花もらって嬉しくない女なんて
 いないんだから。

 うん、そうしなよ!
 きっとその人も、一人の男として見てくれると思うよー。」



『いやっ あの!』




「あ!ごめん!
 私これから出かける予定あったんだった!!」




そう言って慌てて部屋を出て行く彼女。




「服乾いてた~ 良かった!
 その格好じゃ帰れないもんね。」





・・・これは早く帰れって事??



えぇー・・・


でもこのまま居座る訳には
いかないしなぁ。




腑に落ちないまま僕は着替えて
荷物を取りに部屋へと戻った。





あ!!

そうだ…
そうしよう!!





『Tシャツ、洗って返しますね。』



「え?
 いいよ、そのままで」



『いいから!
 明日の夜はいますか?』




「え・・・
 あぁ、うん多分」




『じゃあ、仕事終わったら寄ります。
 お邪魔しました!!』




そう言って
逃げるように部屋を後にする僕。




変に思われなかったかな??


・・・うん
きっと大丈夫。




さて急がなきゃ!




やっぱり
一日は二十四時間じゃ足りないなぁ。
















翌日・・・

無事に仕事を終えた僕は
急いで彼女の部屋へ向かった。






手には
抱えきれない程の

真っ赤な薔薇を抱えて。











肩で息をしながら
震える指でインターホンを鳴らす。






「ハーイ・・・」


ガチャッという音と共に
彼女の声が聞こえる。




『あのっ!!』




んんっ!

今になってこみ上げて来た緊張が
僕の声を邪魔する。




でも
一気に言わなくちゃ
伝わる事も伝わらない。






『自分はっ
 まだ、全然ガキですけど・・・

 弟なんかじゃなくて
 一人の男として見て欲しくて
 頑張って集めました!

 受け取って・・・
 くれますか?』











僕より大分小さな彼女を
たくさんの薔薇が邪魔して
彼女の姿が見えない。







でも

顔を見るのが怖くて


僕はそのまま動けなかった。









どの位経ったのだろう・・・




ふと
両手が軽くなる。



それを機に

僕はそろそろと
彼女の顔を覗き込んだ。






っ!!




『智…子さん・・・?
 なんで泣いて・・・・』



「ばかー!
 
 なんでこんなに・・・

 
 どーしよ・・・
 嬉しすぎて止まんない・・・」








あぁ・・・

何て可愛いんだ この人は。





花が潰れるのは分かっていたけど

彼女を抱きしめずにはいられなかった。





「ジェジュ・・・
 花が・・・」



『また買って来るから。』











君が望むなら
毎日でも買って来る。




君が望むなら
古い映画の様なセリフだって言ってあげる。



だって君は

こんなにも僕を
幸せにしてくれたんだから。













涙で顔をグシャグシャにしていた彼女が
ようやく部屋に上げてくれたのは

それから大分経ってからだった。







いつもの様に
並んでコーヒーを啜る僕たち。



いや
いつもとは違うかな。



だって
こんなに距離が近かった事なんて無いもん。









「今日は無口ね、ジェジュン?
 いつもはうるさい位喋るのに。」




『俺だって・・・
 さすがに緊張したんだよぉー・・・』




まだ手に汗握ってる状態だし・・・


近くなった距離にも
本当はドキドキしてるんだ。








「夢・・・・・
 叶っちゃったなぁ。」




『何が?』



「好きな人に、花束もらいながら告白されるのって
 ずっとずーっと憧れてたの。

 ありがとうジェジュン。
 私もずっと好きだったのよ。」













一生分の勇気を使った気がしたけど


一生分の幸せをもらったかもしれない。






ありがとう。





じゃあ

今夜は僕が
魔法をかけてあげる。





二人の絆が

このまま消えない様に・・・ね。




















~Heart, Mind and Soul~













~あとがき~





お送りして来ました
妄想神起第二弾!!

第二弾のコンセプトは
『名曲に乗せて~』です。←

(ちなみに第一弾は「ショートショート」です。笑)



相手役の方の名前は
基本入れないのですが

今回だけは特別。

いつもお世話になっているお姉さまのお誕生日が近かったので・・・
(あれ?勘違い?)





真面目な純愛を書いたのは久しぶりすぎて
手が震えました。←




今後もたくさんの妄想神起
書いていきますので

皆様、宜しければご覧くださいね^^








200908170414044ab.jpg
麗しのJJ王子


そして
読んで下さった貴女様。



Special Thanks!!


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コメント

  1. failyxq | URL | -

    ど~もです^^
    真面目な純愛もいいっすね~。
    なんか暖かい気持ちになりましたよ~♪

    しかし、ジェジュペンだけに

    今夜は僕が
    魔法をかけてあげる

    ここからマイワールドに吹っ飛びましたけどね~☆
    ジェジュの魔法・・一生かけられていたい

    ではでは、また来ま~す♪

  2. ユウナ | URL | -

    感無量です~

  3. Miny* | URL | -

    >failyxq様

    ありがとうございます~^^

    純愛は難しいです・・・
    不埒な話ならドンドン書けるのに

    是非是非ぶっ飛んで下さい!!


    今夜は逆に
    ジェジュ様に魔法をかけて
    また登場して頂きましょう☆←

    またお待ちしております!(^^)!

  4. Miny* | URL | -

    >ユウナオンニ

    喜んで頂けて光栄です^^

    ジェジュには
    今後も大活躍して頂く予定なので
    お楽しみに・・・!(^^)!

    またお待ちしてまーす☆

  5. 綾ママ | URL | -

    早々に第2弾!!

    ~君が望むなら毎日買ってくるから~
    いいですねぇ・・・
    でも、私ならバラより毎日のHUGがいい!!

    楽しませていただきましたe-68
    また来ます!!e-265

  6. Miny* | URL | -

    >綾ママ様

    ありがとうございます^^

    ジェジュ様の魔法に
    かかってしまわれた様ですね・・・ニヤリ

    ユチョにも
    まだまだ活躍して頂くつもりですので
    お楽しみに♪

    またお待ちしております!(^^)!

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